総合医リカレント実践事業
ReGeneral
厚生労働省
「総合的な診療能力を持つ医師養成のための
リカレント教育推進事業」採択事業
実施の背景
少子高齢化と人口減少が急激に進む中で、地域医療の第一線を担う総合医の養成は、喫緊の課題です。
政策の基本的方向性を示した「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024」(※1)において「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」(※2)の設定が提唱され、そのメニューの一つとして「総合的な診療能力を学び直すためのリカレント教育の推進」が掲げられました。これを受けて、厚生労働省は2025年度より「総合的な診療能力を持つ医師養成のためのリカレント教育推進事業」(※3)を実施することになりました。全日本病院協会と日本プライマリ・ケア連合学会が運営する「総合医リカレント実践事業 ReGeneral」は、この補助事業として採択されています。
本事業は、総合的な診療能力を使って働くことの魅力を伝えるとともに、中堅以降の医師を主な対象とし、地域で働くうえで必要な総合的な診療能力が確実に修得できる学び直しの機会を提供します。また地域医療において総合医として働く新たなキャリアをサポートすることで、医師偏在の是正と、地域医療の充実に寄与することを目的としています。
事業の全体像
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01
魅力の発信
総合医の魅力や地域で活躍するキャリアとしての将来性を明示するとともに、その魅力を高め、対象者に広く周知して事業への参画を促す
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02
知識・スキルの研修
総合診療の実践的な知識・スキルを確実に修得できるように開発された、オンライン形式のリカレント研修プログラムである「総合医育成プログラム」を実施する
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03
診療の場の提供
総合医としてのOJTができる、働きやすい職場の環境整備を促すとともに、十分な情報提供を行う。また困ったときに総合診療医に相談できる体制を整備する